天使の卵

観てきました。
小西真奈美がかわいかった、とだけ書いて終わらせてもよいのですが。
折角1300円も出して観てきたことだし、もう少し突っ込んで書いてみよう。


早い話が、全てにおいて唐突過ぎました。
歩太が春妃を好きになるのも、夏姫が不安がるようになるのも。*1
あれじゃ発情期のケダモノにしか見えん(ぁ
話は原作を知らない人からしたら、置いてきぼりもよいとこでしょう。


あとは・・・演技か。
小西さんと沢尻さんはよかったですよ。
小西さんの「そう簡単には相手の好意を受け入れられない表情」とか。
沢尻さんも、困惑を表現するに足る間を持ち合わせておられました。*2
市原くんは・・・ひどすぎ。
演出家の指示かも知れませんが、間もとらずに話し続けるあの口調には辟易させられました。
感情表現も一辺倒。
いかんですね(ぁ


チェロを主体としたBGMも、ちと煩かった気がします。
加えて単調。


原作モノは、こうなる運命なんですかね。
東野圭吾原作の「変身」よりは、まだ観られたとは言っておきます。
ただ、ビデオで観たとしても「損したな」とは感じることでしょうね。
時をかける少女」が観たいよー。

*1:ラストは原作でもあんなもんなので、まああんなもんでしょう。

*2:この方は夏姫をやるには妖艶過ぎる、とは感じましたが。