眠り猫

眠り猫 (新潮文庫)

眠り猫 (新潮文庫)

花村萬月の第二作目。
元刑事の探偵が追うヤクザの抗争を、彼と関わりを持つ女性から綴ったお話。
あまり目を背けたくなるような展開もなく、すらすらと読めます。*1
ハッピーエンドになったわけでもないのに、読後に清々しさが漂う。

*1:顔面を地面に押し付けて引き摺り頬骨を露出させ、それを「美容整形だ」などと言ってますが。