パイロットフィッシュ

パイロットフィッシュ (角川文庫)

パイロットフィッシュ (角川文庫)

以前この方の「九月の四分の一」を読んだときにも感じたことですが、伏線の張り方、消化の仕方が非常に巧み。*1
変化球が放られることは少ないまでも、頭の中にすとんと落ちてくる感覚。
一方で青臭さが残る台詞回しに、辟易させられることも間々ありますが。

音楽から間口を広げてくることが多いですね。
嫌いじゃない。

*1:本作は長編であるぶん、特にそう思わされました。